2011年12月8日木曜日

調査がすでに終わってた


また更新をさぼっていましたが、一昨日と昨日で調査はすべて終了していました。
(調査でくたくたになった夜にブログを書くのはちょっときついので)

一昨日(月曜日)は、オハイオにしては豪雨の中を調査。
車から玄関までのわずかな距離でもずぶ濡れになり、
そんな日でも犬は容赦なくじゃれついてくるので、服が泥だらけになっていました。
一軒目に訪れたスワーツェントゥルーバーの農家は、
居間で薪ストーブをガンガンに焚いていて、まるで温室のようでした。
薪ストーブというのは温度の調節が難しいのでしょうか?
途中でアーミッシュの鍛冶屋に寄って、馬の足に蹄鉄をはめる作業を見ていました。
馬の後ろ足を抱え込みながら、蹄をがしがし削って、
蹄の部分と蹄鉄を合わせて釘を打ち込み貫通させいました。
蹄は爪だから痛くないはずだけれど、釘を打たれると馬は軽く首を振って嫌がってたみたいです。


昨日(火曜日)は、曇り空だけれど雨はやんでいました。
二軒目に、アーミッシュの家具工場を訪れました。
事務室にはロールトップデスクという、机の上に蓋でカバーをかけられるタイプの机が
置いてありました。
普通の学習机よりも横幅が1.5倍くらい長く、引き出しが両脇と上部にいくつもつけられていて、
デザインも凝っていて、机の裏側にまで正方形の模様が複数彫り込まれていました。
素人なのでよく分かりませんが、材質もかなり良さそうです。
生まれて初めて机を欲しいと思ったけれど、価格は2500ドル。
事務室にいたかなり気さくなアーミッシュは、
「日本にこれを輸出したら売れるかい」と冗談で聞いてきました。
工場の方には、すでに完成して出荷を待つばかりの机や本棚が置いてあって、
注文主が破産したので引き取り手を失った本棚なんてものもありました。
最後に訪れたのは、オハイオで牛乳生産量一位というイングリッシュの酪農家。
非常にマッチョで一見怖いけれど、表情を崩さずに早口で色々話してくれる協力的な人でした。


最終的に集まったアンケートの数は全部で45。
アーミッシュが26で、イングリッシュが19。
2つの町で調査していて、この2つの町で現在活動している農家は150程なので、
3分の1近くの農家のデータを集めたことになります。
後は、この2つの町の特徴を資料からまとめたり、
集めたアンケートのデータに書き込まれた大量の記述データを整理していく作業が必要です。
アンケートの質問項目の中には、受け入れ先の先生が必要としているものもあるので、
それも共有できる形にしなければなりません。


サイロの上に雨よけの屋根(というか家)が。
アメリカでも珍しい光景
手前でうねうねしているのはクリーク(小川)。
奥でうねうねしているのは牛の通ったけもの道。

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