別にアメリカでひきこもりになったわけではなく、ガイドさんが来なかったからです。
アーミッシュの調査は、アメリカ人のガイドの方と一緒に行っているのですが、
この人の都合がつかなければ、調査に行くことはできません。
車はない
土地勘もない
言葉もあまり通じない
おまけにあやしい東洋人
ガイドさんがいるからこの調査は成り立っているのであって、
来てくれなければ手も足もでないのです。
ガイドさんは、私の受け入れ先の先生の元学生で、
アーミッシュの研究で博士号を取った人です。
元ジャーナリストとかで、従軍記者としてイラク戦争にも行ったとか。
元ジャーナリストの文化人類学者だけあって、調査スキルはかなり高い気がします。
今回の調査でも、何軒も回って調査依頼を断られたことは一回もないし、
調査中ほとんどメモを取っているように見えないのに、
後でものすごく詳細に書かれたフィールドノーツ(調査現場の様子やそこで得られた情報を
ドキュメンタリー風にまとめたもの)をくれたりします。
今回はたまたま別のプロジェクトで雇われたらしく、
私の研究のガイドもついでにやってもらっているという感じです。
つまり今回は非常に運が良かったわけで、
この人がいなかったらそもそもアーミッシュの調査なんて不可能だったでしょう。
で、今日はこの人がいなくて調査が不可能なので、
寮でアーミッシュ関連の本をずっと読んでいました。
今夜は大雨で、雷がビカビカまぶしくて、
寮の中国人は「トルネードが発生するかもしれない」と言ってました。
十時現在雨はやみつつあります。
不発だったようです。
前に、昨年にOARDC構内をトルネードが通っていった跡を追いかけ、
写真をたくさん撮って来たことがあります。
この築何十年かわからない寮が襲われたら全壊は免れないでしょう。
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